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皆さんこんにちは!
堀建設株式会社、更新担当の岡です。
本日は「堀建設の技術豆知識」、今回は「排水処理の基本:透水性舗装の仕組み」をテーマに解説します。道路や駐車場、歩道などで雨水を適切に管理する技術は、豪雨時の浸水リスク軽減や地下水涵養(かんよう)に貢献し、環境負荷を抑制します。透水性舗装はその代表的な手法です。
透水性舗装は、舗装材料に多数の空隙(すきま)を設け、雨水をそのまま地中に浸透させる舗装工法です。従来のアスファルト舗装では表面に滞留した雨水が側溝に流れ込み、大雨時には溢水の原因となる一方、透水性舗装は舗装と地下層で雨水を一時貯留し、ゆっくりと浸透・排水します。
透水性舗装は主に3層構造で構成されます。
各層の役割を正しく設計し、材料選定と施工精度を確保することが重要です。
事例① 商業施設駐車場の水はけ改善
郊外の大型ショッピングモール駐車場で透水性舗装を採用。従来のアスファルト舗装では雨天時に水たまりが頻発していた場所が、一度の大雨でも駐車スペース全体に水が残らず、利用者満足度が向上しました。また、側溝掃除やポンプ排水の手間も大幅に削減されました。
事例② 公園散策路のヒートアイランド対策
都市公園内の散策路に透水性舗装と透水性インターロッキングを組み合わせ。地中に浸透した雨水が昼間の路面温度上昇を抑え、周辺緑地の蒸発冷却効果と相まって、夏季の歩道表面温度を最大5℃低減する効果が確認されました。
透水性舗装は、雨水管理と環境保全を両立させる持続可能なインフラ技術です。適切な設計・施工とメンテナンスにより、都市や施設の快適性と安全性を長期的に支えます。
以上、今回は「排水処理の基本:透水性舗装の仕組み」をご紹介しました!
次回は「大規模土留め工法の最新技術」をテーマに、擁壁を超える高耐力構造をご紹介します。どうぞお楽しみに!
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